東京、10月25日
駐日クウェート国アルオタイビ大使がクウェート国電力・水省派遣団を歓迎

駐日クウェート国大使アブドゥル・ラーマン・アルオタイビは、電力の送信と配分等に関する2週間の研修会に参加したクウェート電力水道省の派遣団を迎えて歓迎会を主催した。 アルオタイビ大使は、歓迎会開会の挨拶で、日本の電力・水に関する豊かな経験を示す同研修から得られる利益を最大限に生かすことの重要さを強調。また、同派遣団により、日本人がクウェート人に対して良好なイメージを抱くよう努力してくれたことに感謝すると共に、帰国後は同研修から得られた知識を大いに活用することを期待する旨述べた。 加えて、アルオタイビ大使は「同研修は、本年6月にクウェート行政管理委員会(CSC)と財団法人日本協力センター(JICE)の間で著名されたクウェート政府の人材育成に係るサービス提供のための覚書に基づき設定された他5つのプログラムの一環として行われたものである」ことを言及し、同覚書は、日本・クウェート国間における枠組み提言の履行であり、また、本年6月のムハンマド・クウェート国副首相兼外相の訪日がもたらした結果のひとつである旨指摘。「同研修は、特に、来年迎える両国外交樹立50周年記念に向けた、日本・クウェート国両国間のあらゆる分野の協力関係を更に強化し深めるための重要な第一歩である」と強調した。 派遣団一行は、今般の研修実現に向けたアルオタイビ大使の尽力に感謝の意を示すと共に、日本の電力産業、及び工場、機材、研究所、施設の先端研究に関連する重要な知識を習得した旨報告。
派遣団のひとりは「同研修は、省エネ分野における日本の最新技術を学ぶよい機会でもあった」と述べた。 本年6月の覚書に基づき、クウェート国公共事業省と電力・水省の各派遣団を対象とした各研修が本年末までに実施される予定であり、また、その他の研修は来年に入り各々行われる予定。