2012年11月15日(東京)
アルオテイビ駐日クウェート国大使、「アクアマリンふくしま」のクウェート訪問使節団を激励

アブドゥルラフマーン・アルオテイビ駐日クウェート国大使は、大使館に財団法人ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」安部義孝理事長一行を迎えた。
一行は、クウェート科学研究所所長ナジ・アルムタイリ博士の招聘に応じて、11月下旬よりクウェート国を訪問するにあたり、アルオテイビ駐日大使に面談を求めたもの。

会談の冒頭、安部理事長はアルオテイビ駐日大使に、クウェート国政府から「アクアマリンふくしま」に対し本年7月に贈呈された東日本大震災からの復興支援寄付金300万米ドルへの感謝の意を改めて表し、この寄付金を原資とするプロジェクトの進捗につき、概要説明を行った。

アルオテイビ駐日大使は、11月27日から12月3日まで予定されている「アクアマリンふくしま」一行のクウェート市訪問を、クウェート国と日本の関係を一層強化する交流の重要な一環と激励し、また「アクアマリンふくしま」のプロジェクトにつき、東日本大震災と津波の甚大な被害から、被災地がクウェート国からの寄付金を活用して復興する試みを成功裏に進めているものとして、称賛した。

「アクアマリンふくしま」とクウェート科学研究所は、本年7月12日に福島県いわき市において友好館提携を締結しており、その際クウェート科学研究所所長ナジ・アルムタイリ博士から「アクアマリンふくしま」安部義孝理事長に対し、両機関の更なる関係強化につき協議するために、クウェート国への訪問を要請していた。

「アクアマリンふくしま」訪問団は、クウェート国訪問中、水産養殖分野の活動状況につきプレゼンテーションを行う予定。さらに両機関は、双方が関心を寄せる現在進行中のプロジェクトを見直し、また今後の協力分野を協議することになる。

「アクアマリンふくしま」クウェート訪問団には、安部義孝理事長はじめ、紅海インド洋方面研究活動ネットワーク田井中勝次氏、京都大学名誉教授熊本水頼氏、写真家田井基文氏、「アクアマリンふくしま」職員が参加する。今回の大使館訪問には、一行の他、日本クウェイト協会常務理事兼事務局長泉龍英氏らが加わった。