2013年3月22日(東京)
駐日アラブ大使夫人の会、クウェート国大使館にて講演会「私達のアラブ文明」を主催

ジャミーラ・アルオタイビ駐日クウェート国大使夫人は、駐日アラブ大使夫人の会主催の講演会「私達のアラブ文明」を、クウェート国大使館にて開催した。講演を行ったのは、ヨルダン大学助教授のアムジャド・クルシャ博士で、文化比較学と西洋・アラブ関係の専門家。

クルシャ博士は講演で、アラブ・イスラム文明の豊かさに着眼し、歴史に深く根付き、また他の諸文明にも大きな影響を及ぼした、様々な社会的側面を強調した。博士はまた、イスラム教の有益な特徴を挙げ、世界中のイスラム教徒に対して、人権擁護、女性の公正な扱い、平等、宗教の尊重といったイスラム教の貴い遺産を広めるよう訴えた。博士はさらに、非イスラム教徒に対しても、イスラム教についてもっと知識を深め、理性的で開放的な見方をして欲しいと呼びかけた。

クルシャ博士は講演中、アラブ・イスラム文化に関する様々な誤解を取り上げて、マスコミや様々な媒体を通じて、歪められた見方が広がっていると指摘した。

講演会には、日本社会の様々な分野から、多くの聴衆が出席し、講演に熱心に耳を傾けた。アラブ外交団長のワリード・シアムパレスチナ国大使の他、クウェート国外交官のハマド・アルムッラ臨時代理大使、アブドゥルアジーズ・アルダラハ三等書記官も出席した。