2013年9月6日(東京)
クウェートの将来を担う若者たちが在京大使館を訪問:日本との新たな絆づくりに期待

クウェート国財務省やクウェート市役所で働く5名のクウェート人の若者が、支援者や保護者、「アルラアイTV」のクルーを伴い、在京クウェート国大使館を表敬訪問し、日本滞在中の体験談を披露した。

一行は、民間団体「日本の次世代リーダー育成塾(塾長:米倉弘昌日本経団連会長)」が主催する交流プログラムの一環で日本に招待され、クウェート国の企業「アルサイエル・グループ」の支援を得て日本を訪れた。7日間の滞在期間中、2011年3月の東日本大震災で津波の深刻な被害を受けた東北地方にも数日滞在した。

一行の大使館表敬を、クウェート国大使館のハマド・アルムラ次席、アブドゥルアジーズ・アルダハラ三等書記官、ムハンマド・アルオトマーン三等書記官の3名が歓待し、若者達の日本体験に耳を傾けた。若者達は、宮城県と岩手県を訪れ、岩手県沿岸部では震災後にクウェート国からの支援で新型車両を導入し、駅舎を整備した三陸鉄道に体験乗車したことなどを口々に語った。

若者達は、今も残る震災の甚大な被害の跡に心を痛めながらも、被災地が健全な復興を遂げつつあるのを目の当たりにしたことを喜び、またクウェート国からの支援に感謝の気持ちを伝える、地域の人々の歓待ぶりをとてもありがたく受け止めたという。

大使館の外交官達は、若者達の貴重な体験談に謝意を表し、この体験は、日本とクウェート両国の人々の絆をより強くすることに必ず役立つだろうと述べた。アルムラ次席は、若者達の将来の成功を願うとともに、この交流プログラムが両国間の関係をより豊かにするものとなることを期待すると述べた。