2016年2月22日 (東京)
在京クウェート大使館、「クウェート国の日」祝賀行事を催す
在京クウェート大使館はこの日の夕刻、クウェート国建国55周年及び解放25周年を祝賀する大規模なレセプションを開催、幸福と調和の雰囲気が満ちた会場には、およそ900名の招待客が訪れた。河野太郎防災担当大臣、山田美樹外務政務官等、多くの政府高官や政治家、自衛隊幹部、企業幹部、学者、外交官、報道関係者、もちろん日本クウェイト協会関係者の出席により祝賀の席は賑わった。
レセプションで祝辞を述べた山田外務政務官は、2011年3月に東北地方を襲ったマグニチュード9.0の大地震と津波の被害に対する、クウェートからの心温まる支援に心からの感謝を伝えた。震災の悲劇の後の、クウェートからの財政支援の中でも、山田政務官は特に、東北の人々から広く愛されている、津波の被害を受けた「アクアマリンふくしま」に、昨年7月に屋外展示施設が新しくオープンしたことに触れた。
「さらには,クウェートからいただいた寛大な御支援を原資として,本年2月には宮城県で『クウェート国友好医学生修学基金』が設立されたとの報道に接しました」と、政務官は述べた。「これに限らず、いただいた御支援が、被災地復興の未来に明るい光を照らしていることは、両国関係における友情の証として長く語り継がれるものと確信しております」と、政務官は続けた。
山田政務官はまた、シェイク・サバーハ・アルアハマド・アルジャーベル・アルサバーハ首長が2012年に歴史的な訪日を果たしたこと、そして2013年には安倍晋三内閣総理大臣が、クウェート国を訪問したことにも触れ、これらの訪問により、日本とクウェートとの二国間関係は、包括的パートナーシップへと深化させていくことになったと述べた。「以来、両国は活発な要人往来及び官民での交流を得ながら、政治、経済、文化など様々な分野で着実に前進を続けております」、と政務官は続け、日本国政府は、このような日本・クウェート関係の一層の発展に尽力すると誓った。
アブドルラフマーン・アルオタイビ駐日クウェート国大使は、被災した県と日本国政府が払われた、震災復興に向けての尽力に敬意を表した。「クウェート国は、復興に向けての御努力をこれからも支援し、両国とその国民との間に固い絆を築くことをお約束いたします」と、大使は述べた。大使はまた、クウェートが国際機関や専門機関を通じて、目覚ましい貢献を行っているということ、もとよりクウェート経済開発基金は1961年の創設以来、世界のあらゆる地域の人道的苦難を軽減するために、支援を重ねてきていると強調した。
レセプションには、ハマド・アルムラ一等書記官、モハメッド・アルオトマーン三等書記官、ユセフ・アルタルケット三等書記官も列席した。大使館は、レセプション会場では、クウェートの海洋演舞芸術の映像が上映され、日本クウェイト協会報の最新号が招待客に配布された。福島県いわき市の、県立いわき海星高等学校の生徒たちが、「じゃんがら念仏踊り」を披露し、会場を盛り上げた。
(記事の原文と写真:国営クウェート通信、翻訳:大使館)