東京、2011年3月1日
駐日クウェート国大使館が慶事祝賀式典主催
駐日クウェート国大使館は、建国50周年、解放20周年、現サバーハ首長即位5周年を祝して式典を主催した。
アブドゥル・ラーマン・アルオタイビ駐日クウェート国大使とジャミーラ大使夫人をはじめ、同国外交官、クウェート国営石油公社(KPC) ワリード・アルアブドゥルジャリール東京支社長、及び在日クウェート人学生、及び、日本・クウェート協会武田邦靖会長等、日本側からも政府高官、国会議員、学者を含む各界著名人1000人以上が式典に出席。
また、日本・クウェート国交樹立50周年に関する写真展も同時開催された。 アルオタイビ大使は、開会の挨拶で、サバーハ首長殿下、ナワーフ皇太子殿下、ナーセル首相、及びクウェート国民に対して祝辞を述ると共に、「今般の式典開催を非常に光栄に思い、出席いただいた多くの来賓の方々の存在が日本とクウェート国の特別な友好関係を示している」と述べた。また、「湾岸戦争時における日本の支援をクウェート国民は忘れない」ことも強調した。
前原外務大臣と菊田外務大臣政務官に代わり、中東アフリカ局長松富重夫氏が祝辞を述べ、クウェート本国での式典に日本を代表して出席した菊田外務大臣政務官の言葉として、現在中東全域が民衆蜂起により揺れ動く中、クウェート国の安定と安全、及び経済発展を高く評価すると述べた。 菊田外務大臣政務官は、菅内閣総理大臣の特使としてクウェート本国を訪問し、天皇陛下からクウェート首長宛ての書簡と菅総理からナーセル首相宛ての書簡を送り届けた。 中山義活経済産業省大臣政務官は、来賓の挨拶で、日本・クウェート関係は石油やエネルギー産業のみならず、環境、水資源、鉄道、投資などを通じ、お互いに有益なウィン・ウィン(Win-Win)戦略に基づくものである旨強調。更に、民主党日本・クウェート友好議員連盟の会長を務める同大臣政務官は、クウェート国5か年経済計画の一環として昨年9月に著名された原子力協力文書について言及すると共に、昨年6月、ムハンマド副首相兼外相の同席の下で設立された日本・クウェート合同委員会に関する高い評価等を述べた。第一回日本・クウェート合同委員会で、ムハンマド副首相兼外相は、クウェート国民は経済、貿易、環境、投資分野などにおける二国間関係を更に強化するために専念していると述べた。クウェート国の主要貿易相手国であり、且つ最大原油輸出国である日本との2010年度の双方向貿易額は125億米ドルに上る。