2012年7月8日(東京)
クウェート国、アフガニスタンに関する東京会合に参加
クウェート国は、この日開催されたアフガニスタンに関する東京会合に、他の80カ国以上の支援国および国際機関と共に参加した。アブドゥルラフマーン・アルオタイビ駐日クウェート国大使は、クウェート国使節団の団長としてこの会合に出席、全体会合の席で演説を行なった。演説の中でアルオタイビ大使は、大変重要な節目にあるアフガニスタン・イスラム共和国に関するこのような重要な会議を主催した日本国政府を賞賛し、感謝の念を表明した。 アルオタイビ大使は、クウェート国内にある大規模なアフガン人コミュニティについて触れるなど、アフガニスタンとクウェート両国間にある、深い友好関係の歴史的側面を強調した上で、アフガニスタンの人々が安全と安定を確保し、持続的な発展を達成できるよう、クウェート国は常に支援を続けてきた、と述べた。 またクウェート国は、国際社会による、我々のよき同胞であるアフガニスタンに対する支援の努力に対し、協力をしてゆきたいと常に考えており、アフガニスタンが繁栄ある将来を築きあげるために必要な支援を、クウェート国は提供したいと願っている、とした。 クウェート国政府は、2002年にはクウェート基金を通じて、アフガニスタンに対して3000万米ドル(約24億円弱)を供与した。うち1500万米ドルはアフガニスタン建設基金に分配され、残りの半分は、アフガニスタン南部の都市カンダハルとスピンボルダック間の主要道路の再建のために分配された。さらには、クウェート赤新月社から800万米ドル(約6億円強)、またクウェート市民社会からも、支援の手が差し伸べられている。 アルオタイビ大使は、この東京会合が採択した東京宣言について、クウェート国として支援すると強調し、クウェート国は、国際社会と協調してアフガニスタンをこれからも支え続け、アフガニスタンが持続的な発展を実現し、繁栄した豊かな未来の礎を築けるよう支援を惜しまないと述べた。