東京、6月3日
ムハンマド・クウェート国副首相兼外相が北京に向けて出発

6月3日、ムハンマド・クウェート国副首相兼外相は、鳩山由紀夫前内閣総理大臣、岡田克也外務大臣への表敬訪問、及び第1回日本・クウェート国合同委員会に出席した後、中国北京に向けて出発した。
昨2日、ムハンマド副首相兼外相は鳩山前総理を表敬し、イラン核問題、イラク情勢、及び中東和平等に関する意見交換を行った。
また、ムハンマド副首相兼外相は、アルモハメド・アルアハメド・アルジャーバル・アルサバーハ・クウェート国首長発天皇陛下宛親書を鳩山前総理に付託し、2011年にクウェート国で開催予定の「日本・クウェート国両国国交樹立50周年記念祝典」の御臨席を賜った。 また、ムハンマド副首相兼外相は、ナーセル・アルムハンマド・アルアハメド・アルサバーハ・クウェート国首相発鳩山総理(当時)宛親書を手渡し、後任の新総理への引継ぎを上申すると共に、国交樹立50周年を前に開催された第1回両国合同委員会の重要性を強調し、感謝の意を述べた。
同委員会で、両国は、再生可能エネルギー、省エネルギー、原子力、水処理事業、医療観光分野における協力関係強化、及び投資の相互保護・振興に関する合意を更に促進する旨合意。また、両国は、日本・GCC諸国間における自由貿易協定の早期締結を望む姿勢を示した。現在、クウェート国はGCC議長国を務めている(GCC諸国:サウジアラビア、バーレーン、カタール、オマーン、UAE)。また、日本はクウェート国にとって主要貿易国であり、2009年度の二国間貿易総額は10.53億米ドルとなった。
日本・クウェート国合同委員会は、2008年7月のナーセル・アルムハンマド・アルアハメド・アルサバーハ・クウェート国首相訪日の際、両国間における経済・貿易関係強化を主要目的として設立された。